パリの街歩き、何度訪れても飽きない魅力にあふれていますよね。歴史的な建造物、美術館、おしゃれなカフェ…挙げればきりがないほど魅力的なスポットが目白押しです。今回は、そんなパリの中でも特に印象的な場所、サン=シャペル大聖堂をご紹介します。
この大聖堂は、13世紀に建てられた王家の礼拝堂として使用されていた歴史ある建築物です。その名の通り、聖チャペルの名前で親しまれており、現在では世界遺産にも登録されています。一見すると、他のゴシック建築と同様の印象を受けるかもしれませんが、一歩中に入れば息をのむ美しさに圧倒されるでしょう。
サン=シャペル大聖堂の最大の魅力は、なんといってもその美しいステンドグラスです。1,113㎡もの広大な面積にわたるステンドグラスは、鮮やかな色彩と緻密なデザインで、まるで宝石の世界に足を踏み入れたような感覚に陥ります。太陽の光が差し込むと、ステンドグラスから様々な色の光が降り注ぎ、空間全体を幻想的な雰囲気に包みます。
特に、聖母マリアの物語を描いた「バラ窓」は圧巻です。高さ約15メートルにも達する巨大な窓からは、キリスト教の歴史や信仰を象徴する様々な場面が描かれており、その美しさはまさに芸術品の域に達しています。
サン=シャペル大聖堂の内部構造
部分 | 説明 |
---|---|
中央塔 | 高さ約30メートル。尖塔と彫刻で飾られ、ゴシック建築の象徴的な存在感を放つ |
教壇 | 豪華な装飾が施された石造りの祭壇。ミサが行われていた歴史を感じることができる |
側廊 | 中央塔を囲むように配置された通路。ステンドグラスを通して差し込む光が美しい |
王家の墓 | フランスの王族が眠る墓所があるエリア |
サン=シャペル大聖堂へのアクセス方法
パリ市内中心部、モンマルトル地区に位置するサン=シャペル大聖堂へは、メトロでアクセスするのが便利です。
- メトロ1号線:シテ駅下車
また、徒歩でも10分ほど歩けば到着しますので、周辺の景色も楽しみながら散策できます。
サン=シャペル大聖堂訪問のヒント
- 多くの観光客が訪れるため、混雑状況を確認してから訪問しましょう。
- 事前にオンラインでチケットを購入しておくと、入場時に並ばずにスムーズに入館できます。
- 大聖堂内は写真撮影が可能ですが、フラッシュの使用は禁止されています。
サン=シャペル大聖堂は、パリを訪れた際には必ず足を運びたい観光スポットです。壮麗な建築物と美しいステンドグラスが織りなす空間は、忘れられない思い出を刻んでくれることでしょう。
歴史に浸る旅へ
サン=シャペル大聖堂の歴史は、フランス王室の信仰心を映し出す興味深い物語を秘めています。13世紀にルイ9世によって建てられたこの大聖堂は、当時としては最新の建築技術を用いており、その美しさは当時の人々を驚嘆させました。
聖遺物であるキリストの茨の冠を所蔵していたことから、「サン=シャペル」(聖なるチャペル)と呼ばれるようになりました。中世ヨーロッパでは、聖遺物は信仰の対象であり、多くの信者が巡礼するために訪れました。
現在でも、大聖堂内部には当時の装飾や彫刻が残されており、中世ヨーロッパの宗教美術を体感することができます。歴史好きはもちろん、建築や美術に興味のある方にもおすすめです。
パリ観光のハイライトに!
サン=シャペル大聖堂は、パリ観光のハイライトになること間違いなしです。ノートルダム大聖堂とはまた異なる雰囲気の壮麗な建築物と、圧巻の美しさを持つステンドグラスを堪能できます。
パリ旅行を計画中の方は、ぜひサン=シャペル大聖堂にも足を運んでみて下さい。