イギリスは、歴史と文化が織りなす魅力的な国として知られています。ロンドンやエディンバラといった大都市だけでなく、地方にも個性豊かな街がたくさん存在します。今回は、その中でも少し変わった名前の都市「リーズ」をご紹介します。リーズは、中世からの歴史を持ち、産業革命期には繊維産業の中心地として栄えました。現在では、活気あふれる文化都市へと変貌し、美術館や劇場、音楽会場など、多くの文化施設が点在しています。
リーズの魅力の一つは、ユニークな博物館が多いことです。中でも「ザ・ジーン・ピーターズ・ミュージアム」は、アリスの冒険の世界を体験できるという、まさに夢のような場所です。この博物館は、イギリスの有名な絵本作家でありイラストレーターである、ジョン・Tennielが描いた「不思議の国のアリス」のイラストにインスピレーションを受けています。
博物館の中は、「不思議の国のアリス」の世界観そのままにデザインされています。 巨大なキノコやチェス盤、お茶会などのオブジェが置かれ、まるで絵本の中に迷い込んだかのような錯覚に陥ります。さらに、アリスの冒険をテーマにしたインタラクティブな展示や、映画の上映など、子供から大人まで楽しめるコンテンツが満載です。
「ザ・ジーン・ピーターズ・ミュージアム」は、単なる美術館ではなく、エンターテイメント要素も兼ね備えた施設と言えます。 ここでは、アリスの冒険を楽しみながら、創造力を育むことができます。また、イギリスの文学とアートの歴史に触れることができる貴重な機会にもなります。
展示内容の詳細
ザ・ジーン・ピーターズ・ミュージアムでは、常設展示に加え、企画展も開催されています。常設展示は、「不思議の国のアリス」の世界観を再現したエリアと、ジョン・Tennielのイラストや原稿などを展示するエリアに分かれています。企画展では、アリスに関連したテーマや、他の絵本作家・イラストレーターの作品などが紹介されます。
展示エリア | 内容 | 対象年齢 |
---|---|---|
アリスの世界 | 「不思議の国のアリス」の物語を再現した空間 | 全年齢 |
ジョン・Tennielエリア | ジョン・Tennielのイラストや原稿、関連資料などを展示 | 中高生以上 |
企画展エリア | テーマに合わせて内容が変わる | 企画によって異なる |
訪問前に知っておきたいこと
- 入場料は大人 £8.50、子供(5歳~16歳)£4.25。
- オンラインでチケットを購入すると割引があります。
- 平日よりも週末の方が混雑します。
リーズ観光を楽しむためのヒント
リーズは、歴史的な建造物や美しい公園もたくさんあります。博物館見学だけでなく、街歩きも楽しんでみて下さい。
- リーズ城: 13世紀に建てられた城で、現在では美術館として使用されています。
- ロイヤル・アームリーーズ: 19世紀に建てられたアーケード型のショッピングセンター。
- ミールヒル: リーズ中心部にある大きな公園。広々とした芝生や遊歩道があり、ピクニックや散歩に最適です。
ザ・ジーン・ピーターズ・ミュージアムは、アリスの世界に飛び込めるユニークな博物館です。リーズを訪れる際には、ぜひ足を運んでみて下さい。